2009年6月3日水曜日

食べ物と、その自給

自分が、前の日記からくるような意識に基づいて、食糧をある程度自給しようと考える。
すると、何を育てるだろう。まず、主食として何を選ぶ??

今、日本では、一人当たり米を月に5kg年間だと60kgくらい消費しているらしい。
昭和40年ごろは110kg/年くらい消費していたようだ。
じゃあ、残りの40~50kgはどこへ行ったのか?と考えると、
・日常的に身体を動かす頻度が減ったから単純に食べる量が減った。
・他にもパンやうどんやラーメンなども食べる。他にも糖分や脂質を含む食べ物は多いから米を食べなくても十分お腹がふくれる
というようなことがあるだろう。
ということは、元々パンなどの小麦が主食の国での消費量は分からないけど(誰か知ってたら教えてください)
小麦を完全に主食にしても、だいたい一人100kg/年くらいあれば十分生きていけるんだろう。
今年、小麦を収穫して、1反(=10a=1000m²)あたり300kgの小麦が穫れた。
(詳しくは→Musical Mugicali ver.c0MUGI)
すると、これで3人分の食糧になる。


なんでこんなことを言うかというと、
三枝さんにいろいろ話を聞いて、+ここでの実体験から


田んぼで稲を育てるのに比べて、小麦を育てる方が、はるかに楽


だからだ。
◇稲は、
籾から苗を育てる、田んぼを整備する、水管理をする、草取りをする、
■小麦は、
種を蒔く、まだ小さいときに草取りをする、あとはほぼ放置。
刈るときの手間は、どちらもあまり変わらない。

これはどういうことかというと、たぶん、日本の気候条件では小麦の方が稲よりも育てるのが簡単だ、ということ。だろうと思う。

(除草剤・化学肥料・大型機械を使えば、軽減される部分もあって、稲の作業量も減らせる部分はあるだろう。でもそうすると、「お金」の論理にひっぱりこまれてしまう。
ex.
・ある除草剤や虫に対する農薬を使うと、そのうちそれに耐性をもった個体がでてくる=今までより少し強い農薬を使わないといけなくなる
・1年に1回か2回しか使わない農機具は、1年ごとに、部品が高くなっていく。10年したら修理しようと思っても部品が調達できなくなる=新しいのを買わないといけなくなる)


単位面積あたりの収量はほぼ同じか、稲の方が少し多いくらい(化学肥料・農薬を投入しない場合)。
今、日本の中で、農業ができる土地は耕作放棄地としてあまりまくっている。
だから、そんなに単位面積当たりの収量は少しくらい少なくたって問題ではない。
んじゃないだろうか。

この、小麦の方が稲より育てるのが簡単という事実と、
小麦も自分で加工して十分おいしく食べられる(そのうち日記で書きます)という事実を知ったとき、
稲か、小麦か、どちらを育てる??


▼自分の今の考えとしては、やはり獲れた後から食べるまでの手間は米の方が少し簡単なので、
(これは日本で炊飯器とかが発達したからか?でもお好み焼きとかたこ焼きは結構簡単だな ̄v ̄)
米も小麦も両方育てるだろうか。
地域によっても違うだろうけど、 小麦は11月に種を蒔いて、5月末に収穫できる。 米は、今は時期がどんどん早くなっているが、昔は6月に植えて10月に収穫くらいだったようだ。
ということで、時期をちょうどずらせるので、同じ土地で作ることができる。
天候や獣害etc次第で不作になる可能性も考えると、両方作るほうがいいだろうか。

▼両方作る。そして、すべて自分達で食べる。と考えると、問題なく収穫できた場合、 1年で、穀物600kg=3人が2年間生きていくだけの主食が得られる。 これなら、1年作ったら1年休んだりしてもいいかも、とか思ってしまう。でも放置すると荒れてしまって、また耕作を始めるのにすごくエネルギーがいる。 となると、1年ごとくらいに誰かと交代して作ったりするといいかもしれない。

▼とかなんとか考えてると、自給って結構現実的やなとか、自分で食べ物作ってても他にいろんなことできるなとか、そんなことも思うわけです。今は全部自分でやってるわけじゃ全然ないので、まだ想像の段階ですが。

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